今回はウクライナ21についてまとめていきます。ウクライナ21とはどんな事件だったのでしょうか?調べてはいけない?事件の真相やどこで見れるのかについてもご紹介していきます。
ウクライナ21とは?
まずは、ウクライナ21がどんな事件だったのかについて簡単にご紹介していきます。
ウクライナ21とは?ホームビデオに残された衝撃事件!?
ウクライナ21とは、ウクライナで3人の若者が被害者を拷問し殺害していく様子を記録したホームビデオの事です。
ウクライナ21は、衝撃的な殺害方法をとっている上にホームビデオにその様子が残っていることで話題になっているのです。
ウクライナ21の動画はネット上に流出しており、現在でも閲覧可能となっています。
ウクライナ21は調べてはいけない?
そのため、ウクライナ21は「調べてはいけない」と言われています。
「調べてはいけない」「検索してはいけない」というフレーズがネットで流行っていますが、ウクライナ21もそれに該当する動画となっています。
ウクライナ21はとても凄惨な方法で被害者を殺害した動画であり、「調べてはいけない」と言われている中でも特に危険度が高い動画とされています。
ウクライナ21と似たような映像に生きたメキシコというものがあります。
こちらも有名ですが、内容はメキシコの麻薬カルテルによる惨殺動画となっています。
ウクライナ21事件の概要は?
ウクライナ21事件の概要は以下の通りです。
ウクライナ21は、ウクライナのドニプロペトロウシクにて、2007年6月から7月の1か月程度の間に21人もの被害者が殺害された事件です。
快楽殺人だとされており、犯人は3人の19歳の男性でした。
イゴール・シュプルンヤク、ヴィクトル・サエンコ、アレクサンドル・ハンザという3名です。
先にもご紹介したとおり、ウクライナ21がより話題になった理由は、犯人らが殺人の様子をホームビデオに録画していたからです。
2008年末頃、容疑者のパソコン内にあったいくつかのビデオが流出したことで話題になりました。
ウクライナ21の詳細!
続いては、ウクライナ21の詳細についてご紹介していきます。ウクライナ21で21人の犠牲者たちはどのように殺害されたのでしょうか。
被害者①キャティヤ・イリチェンコ
ウクライナ21で最初に殺害されたのはキャティヤ・イリチェンコ(Katya Ilyichenko)さんという33歳の女性でした。
ドニプロペトロウシクが地元だったキャティヤさんは、2007年6月25日の深夜、友人とお茶を飲み帰宅途中、シュプルンヤクとサエンコに襲われました。
頭をハンマーで滅多打ちにされ、彼女の遺体は母親に発見されました。
頭部は原型が分からないほどに破壊されていました。
被害者②ロマン・タタレヴィチ
次に殺害されたのは、ロマン・タタレヴィチ(Roman Tatarevich)さんです。
彼も地元がドニプロペトロウシクであり、キャティヤ・イリチェンコさんが襲われた場所から少し離れたところにあるベンチの上で眠っていたところを襲われました。
その場所はなんと、「地方検察局」のすぐ向かいにある公園でした。
頭部を鈍器で殴られ、原型をとどめていないほど凄惨に殺害されました。
2007年7月に2人、直後に3人の遺体を発見
2007年7月1日には、2人の遺体が路上で見つかりました。
さらにその数日後、3人の遺体が発見されています。
警察はこの時点で、快楽目的の殺人の可能性が高いと判断していました。
その後も次々に犠牲者発見
その後も約1か月という短い間に次々に犠牲者が発見されました。
2人組の少年が襲われ、うち1人が死亡してしまったり、雑木林をスクーターで走っていた女性2人組が死亡してしまったりと犠牲者は増える一方でした。
犠牲者に共通点はありませんでしたが、多くは女性や子供、障害のある人、酒に酔っている人、ホームレスの老人など、肉体的に弱そうな人たちでした。
凄惨な殺害方法
犯行に使用されたのはほとんどがハンマー等の凶器であり、犠牲者の多くが頭部を原型が無くなるまで殴られていました。
犠牲者の中には、生きたまま手足を切断される拷問を受けた人、目玉をくりだされた人、子宮を引き裂かれ胎児を取り出された妊婦もいました。
ウクライナ21の犯人の詳細!
続いては、ウクライナ21の犯人たちの人物像を詳細にご紹介していきます。
衝撃的な事件であるウクライナ21ですが、犯人たちは一体どのような人物だったのでしょうか。
ウクライナ21の犯人はドニプロペトロウシクの狂人!3人の未成年?
ウクライナ21の犯人は、先にも簡単にご紹介したとおり、19歳の3人の男性でした。
約1か月の間に21人もの人を凄惨に殺害したため、犯人たちは「ドニプロペトロウシクの狂人たち」と報じられました。
「ドニプロペトロウシクの狂人たち」と称された3人の犯人について、詳しくご紹介していきます。
犯人①イゴール・シュプルンヤク
1人目にご紹介するのは「イゴール・シュプルンヤク」です。
シュプルンヤクは事件の主犯格であり、学生の頃から素行の悪い人物でした。
内気な性格だったものの喧嘩っ早い一面もあり、学校では問題児となっていました。
ウクライナ21では、他の犯人であるサエンコやハンザを焚きつけて犯行をさせています。
シュプルンヤクの父親は有名な弁護士です。
シュプルンヤクは高校卒業後無職で、親に車をもらい、タクシー風に塗装して無免許タクシーをやっていました。
犯人②ヴィクトル・サエンコ
2人目は「ヴィクトル・サエンコ」です。
次にご紹介するハンザとは幼い頃から仲が良く、2人は成績もよかったのですが、シュプルンヤクが転校してきて変わってしまいました。
サエンコも父親は弁護士で、高校卒業後は研究員と警備員をやっていました。
犯人③アレクサンドル・ハンザ
3人目は「アレクサンドル・ハンザ」です。
先にご紹介したとおり、元々サエンコと仲が良く成績優秀でした。シュプルンヤクが転校してきてからは変わってしまいました。
高校卒業後は職を転々とし、事件当時は無職でした。
ハンザの父親は検察官です。
3人は小学校からの友人だった
先ほどから触れているとおり、3人は小学校3年生頃から友人でした。
サエンコとハンザが元々仲が良く、そこに転校してきたシュプルンヤクが加わった形です。
3人とも裕福な家庭で育っていますが、サエンコとハンザはいじめに怯えていました。
成績優秀だったサエンコとハンザはシュプルンヤクと仲良くなり成績を落としていきました。
犯人たちは動物虐待や窃盗もやっていた
シュプルンヤクが、自分たちのマイナス面を克服するために動物虐待を提案し、3人で動物虐待をしていたこともありました。
シュプルンヤクとサエンコは高所恐怖症、ハンザは血液恐怖症と火傷恐怖症でした。
これらを克服しようと、森や林で動物を見つけて捕まえ、逆さにつるし上げて刃物などで動物を引き裂き、内臓を出したりしていました。
動物虐待についても動画を撮影していました。
衝撃的な事件を犯す殺人犯には、過去に動物虐待をやっていた事例が多いです。
その他、3人で付け髭をつけ、ヨーロッパ圏でタブーとされているナチ式の敬礼をする遊びもしていました。
17歳の頃には、シュプルンヤクがとある少年から自転車を奪うため暴行し、奪った自転車をサエンコに売って逮捕されたこともありました。
しかし当時まだ未成年だったため、実刑という判決にはなりませんでした。
他にも、シュプルンヤクが車を使い強盗をしようとけしかけ、強盗もやっていました。
シュプルンヤクがやっていた無免許タクシーの利用客に対して強盗を働いていました。
携帯電話の窃盗や転売がきっかけで逮捕
次々に犠牲者が出たウクライナ21事件でしたが、事件の一部始終を目撃した人も現れ、犯人逮捕への手がかりとなっていきました。
目撃した人からの情報により3人の似顔絵も作られました。
犯人たちは被害者から携帯電話等を盗んでおり、お金のために売却しようとしたところを逮捕されました。
似顔絵と、公開されていた被害者の盗まれたものが一致したことで、犯人たちは逮捕されることとなったのです。
犯人は被害者の葬儀にも出席していた
逮捕された後、押収された携帯電話から被害者の葬儀で撮影された写真も見つかっています。
このことからも、ウクライナ21は快楽目的の殺人事件だった可能性が高いとされています。
ウクライナ21の犯人のその後と現在!
それでは、ウクライナ21事件を起こした犯人たちのその後と現在はどうなっているのでしょうか。
ご紹介していきます。
ウクライナ21の犯人の裁判!
ウクライナ21事件の裁判では、シュプルンヤクは当初罪を認めていたものの、一転して無罪を主張しました。
シュプルンヤクは別の真犯人の存在や、警察による違法捜査、責任能力がないこと等を主張しました。
サエンコは、弁護士の父親が弁護につき、シュプルンヤクに支配されたことで犯行を行わせられたと主張しました。
シュプルンヤクとサエンコは終身刑
2009年2月11日、シュプルンヤクとサエンコには終身刑という判決が下されました。
ハンザは懲役9年
一方、ハンザは血液恐怖症のため殺人に関与しておらず、車の手配や盗み等が中心だったため懲役9年となりました。
ハンザは裁判では罪を認めていました。
ウクライナには死刑制度がない
ウクライナには死刑制度がないので、終身刑が極刑となります。
判決に対する世間の反応は?
21人もの人々を殺害したウクライナ21において、犯人たちに終身刑が下されたことに対する世間の反応はどうだったのでしょうか。
当時のウクライナのドニプロペトロウシク市民に対する世論調査では、50.3%が「公正な判決」と回答した一方、48.6%は「判決はより重いはず」と回答しています。
ウクライナ21の犯人の現在は?
犯人たちのその後の現在は、どうしているのでしょうか。
シュプルンヤクとサエンコは終身刑ですので、現在も服役中であるものと思われます。
ハンザについては懲役9年ですので、2021年現在は服役を終えていることとなります。
ハンザは殺害を犯した証拠が見つからなかったことで懲役刑となっていますが、ハンザの父親が裁判官や警察官を買収したという噂も一部であるようです。
ウクライナ21の事件の真相は?犯人の動機は?
ウクライナ21事件について詳しくご紹介してきましたが、ウクライナ21事件には謎が残っています。
犯人たちの動機は何だったのかという事です。
ここからは、ウクライナ21の真相を考察していきます。
ウクライナ21の犯人の動機は不明
ウクライナ21事件では、犯人の動機は実ははっきりとはわかっていません。
裁判で明らかになるかと思われましたが、裁判で犯人たちは動機を明らかにすることはありませんでした。
動機は自己肯定への欲求?
裁判所の判断では、主な動機は「病的な自己肯定」への欲求であるとされました。
裁判所の判断から考えると、自己肯定したいためにウクライナ21事件を起こしたという事になります。
スナッフフィルムではない!?
一方で、一部のメディアでは、娯楽のために販売するために実際の殺人の様子を収めた映像作品である、スナッフフィルムを作成するためだったと報じられました。
確かに、犯人グループはウクライナ21以前にも窃盗をして売っていましたし、ウクライナ21でも被害者から盗んだ携帯電話を売ってお金にしようとしたことで逮捕されています。
スナッフフィルムを作って売ろうと思ってもおかしくはないでしょう。
しかし、ウクライナ21事件の動機はスナッフフィルムではなさそうだと考える人が多いようです。
ウクライナ21の真相!快楽殺人?
犯人グループは、先にご紹介したとおり、被害者の葬儀に出席して写真を撮って保存していたり、墓標に中指を立てて写っている写真を保存したりしていていました。
このようなことから、ウクライナ21の動機は純粋な快楽目的の殺人だったのではないかという説が一番有力とされています。
つまり、ウクライナ21の真相は、快楽目的だったという事になります。
普通であれば見るにたえない動画なのですが、犯人たちは楽しんで撮影していたということになりますので、本当に理解できないですよね。
ウクライナ21の動画がネットに流出!?どこから見れる?
衝撃的なウクライナ21の動画は、先にもご紹介したとおり、ネットに流出しています。
ウクライナ21はどうして流出してしまったのか、またどこから見れるのかということについてもご紹介していきます。
ウクライナ21のビデオは裁判の証拠に
ウクライナ21が世間によく知られた最初のきっかけは、裁判で証拠として映像が流されたことです。
傍聴人はあまりに凄惨な動画に衝撃を受けました。
2008年にウクライナ21の動画が流出
2008年、何者かによってウクライナ21の動画がネット上に公開され話題になりました。
裁判所でウクライナ21の動画が流されたことから、関係者による流出なのではないか?と噂されました。
しかし、現在に至るまで、この時流出させた人物については明らかになっていません。
ネット上ではウクライナ21の動画の削除が行われましたが、すでにバックアップを取っていた人がいたのでしょう。
その後もたびたび動画はアップされ、ネット上から完全にウクライナ21を消去するのは不可能な状況となっています。
現在でも、修正が加えられている動画や、実際の動画の一部、中には修正なしの動画等がネット上に残っています。
この、ウクライナ21を流出させた人物像としては、警察関係者ではないかという説があります。
裁判後に、世論に訴えかけることでより重い処罰になることを望んで流出させたのではという説があります。
その他、ウクライナに死刑制度を導入させたいと思った人が流出させたのではないかという説もあります。
ウクライナ21はどこから見れる?
それでは、ウクライナ21を見たいのであれば、どこからなら見れるのでしょうか?
ウクライナ21が見たいのであれば、yahoo!知恵袋や個人ブログなどにURLが記載されていますので、探してみてください。
ウクライナ21に限ったことではありませんが、ネット上ではサイトによってはウイルスに感染してしまうことがあるので、十分に気を付けた方が良いでしょう。
そもそも、ウクライナ21はとても凄惨で衝撃的な動画となっています。
ウクライナ21を見るのであれば、全てを踏まえた上で自己責任で、お願いします。
ウクライナ21を見るかどうか迷っている人は、次にご紹介する、実際に見た人の感想を参考にしてみてください。
ウクライナ21を見た人の感想は?
実際にウクライナ21を見た人の感想は、どんな感じなのでしょうか?
グロすぎる、残酷すぎると言うような声は多いです。
残酷すぎて、本当にあったこととは信じられないという人もいました。
怒りの感情がわいてきたという人、胸糞悪いという人もいます。
気分が悪くなって吐いたという人もいました。
グロ耐性がある程度ある人でも、注意が必要な動画という意見があります。
とにかく興味本位で見るのは止めた方がよさそうです。
ウクライナ21が世間に与えた影響!模倣事件も?
最後に、ウクライナ21が世間に与えた影響についてご紹介します。
ウクライナ21の後、世界では模倣事件が起こっています。
ロシアでは未成年が6件の殺人を起こし、その様子をビデオカメラに録画していたという「アカデミーマニアックス」事件が起こりました。
少年たちが撮影していた機材の持ち主の男性が犯行に気が付き、犯人たちは逮捕されています。
少年2人は無期懲役となりましたが、影響を受けた人物として挙げた殺人鬼は映像を残してはいませんでした。
このため、映像を残したのはウクライナ21に影響を受けたのでは?と言われています。
その他、ウクライナでも「サニテーター88」という、ホームレスの連続殺人事件が起こりました。
犯人は過激なナチズム思想の集団の1人であり、映像が記録されていました。
犯人は宗教的な思想から自身の行動を正当化しており、一方で教会の前で殺人を行っているなど、矛盾点も話題になりました。
ウクライナ21の真相は快楽殺人!?
今回はウクライナ21事件の詳細や真相について、まとめてきました。
ウクライナ21は動画が流出していることで話題になっていますが、実際に起こった信じられないような凄惨な事件のホームビデオです。
スナッフフィルムのような映像になっていて、興味があって検索する人も多いようです。
しかし実際には、本当にあった事件を犯人たちが記録したホームビデオで、目的は快楽のためだった可能性が高いという事になります。
面白がって見るような代物でもなければ、実際に見ても具合が悪くなるなど、閲覧についてはおすすめできません。
ウクライナ21では容疑者の2人は終身刑となりましたが、1人はとっくに出所していますので普通の生活を送っているのでしょう。
あまりに衝撃的な事件だったということがわかりました。
どこで見られるのか?ということについてもご紹介しましたが、閲覧は自己責任でお願いします。
もう二度と、ウクライナ21事件のような事件が起こらないことを願いたいものです。